わずか1週間でNBAの話題をかっさらったNYニックス所属のジェレミー・リン(林書豪)。ハーバード大学卒業と両親が台湾出身というユニークなバックグラウンドにより、大きな注目を集める。しかし、目覚しいのはプレーの内容。ニックスはそれまで8勝15敗という成績で苦しんでいた。そこで監督がリンにチャンスを与える。リンはすぐに才能を開花させ、いきなり25得点5リバウンド7アシストと好成績を残し、チームの勝利に貢献する。この試合のハーフタイムでカーメロ・アンソニーが監督に後半はもっとリンを出すように言ったという。この試合からチームは怒涛の7連勝が始まった。
リンが注目を集めた一つの要因は、無名で逆行の中からの活躍だったからだろう。ハーバード大卒業後にどのチームからもドラフト指名されなかった。サマーリーグを経て、ゴールデンステイート・ウォリアーズと契約するも解雇される。ヒューストン・ロケッツと契約するがシーズンが開幕される前に解雇される。そして、ニューヨーク・ニックスと契約したが、Dリーグへ行かされる。そして、ニックスに怪我人が出て、リンに出番が回ってくる。リンは活躍するちょっと前まで無職で兄弟の家のソファーで寝ていたという。それがたった数ゲームで一躍有名になったまさにNBAのシンデレラストーリー。オバマ大統領も活躍に注目しているという。
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